Glider Waxes

  気温、雪温、湿度、雪質といった情報を集め、最も適したワックスを選択していきますが、ワックスにはそれぞれ特徴があります。

まず、気温・雪温の情報をもとに、ワックスの硬さを考えます。柔らかいワックスほど温度の高いコンディションで使用され、硬いワックスほど温度の低いコンディションで使用されます。

次に湿度の情報をもとに、フルオールまたはポリマー含有のワックスかそうでないかを選択します。STARTワックスでは、ポリマー含有のη(ナノ)ワックスが、高湿度(75%以上)の時によく使用されます[図1参照]。妙高、野沢、肘折といった湿気の多い日本海側の豪雪地帯で、ワックステストの結果が非常に良いです。また湿度が極端に高くない場合、HF-SFRシリーズが多用されます。地域的には、蔵王、田山、鹿角、札幌など内陸地域で良い結果をおさめています。

最後に雪質ですが、新雪、古い雪、汚い雪と考えられますが、例外として人口雪、硬い雪(アイスバーン)なども雪質で注意を払いたいところです。滑走面に負担のかかるような悪コンディション、例えば汚い雪、人口雪、硬い雪では、モリブデン含有ワックスである、Black Magic(ブラックマジック)をお薦めします。

STARTワックスのチャート表[図2]を参考に、ベストのワックス選択にお役立て下さい。

[図1]

[1] フルオールが含まれていないワックスは滑走面の仕上がりが粗く、水に対する反発力は強くありません。コース表面に水分があまりない、低湿度の際によく使用されます。 [2] 比較的湿度が高い(60%~80%ぐらい)コンディションにマッチするのがフルオール含有ワックスになります。水分に対する抵抗力が増します。 [3] 高湿度(80%以上)の際に多用するワックスがポリマー含有のη(ナノ)ワックスになります。ナノシリーズで仕上げた滑走面は、水分・汚れに非常に強く、2007札幌世界選手権の前半戦(雨・霧の日が多かった)で良く使用された実績があります。

[図2] STARTスキーワックスチャート表 雪質・湿度によって、どのシリーズを使用するか参考にして下さい。